Slackware LinuxでDTM環境を作る

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概要

ここではSlackware Linux上でデスクトップミュージック環境を作る方法をまとめる。

SlackbuildsのGitリポジトリを利用するので、 まだgit cloneしていない場合はしておく。

% git clone git://slackbuilds.org/slackbuilds.git

SlackbuildsのGitリポジトリは<カテゴリ>/<アプリケーション名>というフォルダの階層でできている。 SlackBuildsからのインストール方法はSlackware Linux 14.1のインストール#SlackBuildsを参照のこと。

テスト環境

Slackware Linux x86_64 14.1

主なソフトウェアと依存関係

RosegardenとLilypond

RosegardenはDAW環境、Lilypondは.lyファイルから譜面を生成するもの。

  • audio/rosegarden
    • graphics/lilypond
      • graphics/fontforge
      • graphics/mftrace
        • graphics/potrace
        • system/t1utils
      • development/guile1.8
    • multimedia/dssi
      • audio/jack-audio-connection-kit
      • audio/ladspa_sdk
      • libraries/liblo
    • libraries/liblrdf
      • audio/ladspa_sdk

lilypondのGUI

  • graphics/frescobaldi
    • python/python-poppler-qt4

frescobaldiでMIDIシーケンサーを使うには、

  • audio/portmidi
    • development/jdk

が必要。

LADSPAプラグイン

  • audio/hydrogen
    • audio/ladspa_sdk

DSSIプラグイン

  • audio/xsynth-dssi
    • multimedia/dssi
  • audio/fluidsynth-dssi : サウンドフォントを読み込んで使える。
    • audio/fluidsynth
  • audio/dssi-vst : Win32用のVSTのラッパー。
    • multimedia/dssi
    • system/wine
      • 32bitをコンパイルするのでslackware64-compat32の対応が必要。
      • system/webcore-fonts
      • graphics/fontforge

MIDIシンセサイザー

  • audio/TiMidity++

JACKサポートを有効にするには、

JACK=yes ./TiMidity++.SlackBuild

としてSlackBuildを実行する。 また、インストール後に/etc/rc.d/rc.timidityが配置されているので、

sudo chmod 755 /etc/rc.d/rc.timidity

として、おけば、

/etc/rc.d/rc.timidity start

でtimidityが起動する。 timidityの起動は/etc/rc.d/rc.localでシステムから行ってもよいが、~/.asoundrcの内容に依存するのでユーザーで起動させた方が良いだろう。 私の環境ではqjackctlがJACKを起動するようになっているので、qjackctlの設定->スクリプトの「スタートアップ後にスクリプトを実行」に

/etc/rc.d/rc.timidity start

「シャットダウン後にスクリプトを実行」に

/etc/rc.d/rc.timidity stop

を入力することで、qjackctlの起動・停止と同時にtimidityが起動・停止するようにできる。

さらに、TiMidity++を使うにサウンドフォントをインストールする必要がある[1]。 slackbuildsに次のサウンドフォントのパッケージがあるのでそれが使える。

  • audio/freepats
  • audio/fluid-soundfont

TiMidity++が音割れするなど不具合がある場合は/etc/rc.d/rc.timidity内のTIMIDITY_OPTIONSの値を編集する。 私の環境では音割れが起こるのでバッファフラグメント[2]の値を次のように変更した。

TIMIDITY_OPTIONS="-iAD -Os -B0,9"

References

  1. Timidity (日本語) - ArchWiki https://wiki.archlinux.org/index.php/Timidity_%28日本語%29
  2. 羽根のあるところ - TiMidity オプション一覧 http://bluewing.usamimi.info/timidity/index.php?p=optdoc&lang=ja